カテゴリー「コンサート」の8件の記事

2008年10月23日 (木)

【日本フィル シーズンコンサート「秋」】

♪10月10日(金) 日本フィルシーズンコンサート「秋」

年に4回杉並公会堂で開催される「日本フィルシーズンコンサート」、

今回は、今、注目度NO.1の指揮者、西本智実さんを迎え、

また日本フィル・ソロコンサートマスターの木野雅之をソリストに、

満席のお客様にフランス音楽の名曲をお楽しみいただきました。

<プログラム>
ベルリオーズ:序曲「海賊」
サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」、「ハバネラ」
ベルリオーズ:幻想交響曲

指揮:西本智実
ソロ・ヴァイオリン:木野雅之(日本フィル・ソロコンサートマスター)

サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」、「ハバネラ」のゲネプロ風景

Photo

ゲネプロ終了直後、

ソリスト=木野とヴィオラ首席=後藤、

ステージマネージャー=小林と、本番に向けての打合せ中の西本さん。

Photo_2

西本さんと日本フィルはレコーディングも含め、

これまでも幾度となく共演しており、

特に最近では9月30日~10月2日の新潟公演(3公演)、

10月5日サンデーコンサート(東京芸術劇場)、の4公演を経ており、

日本フィルとのコミュニケーションもバッチリです。

開場後に行われる、日本フィル事務局員による「オーケストラ・ガイド」も、

毎回好評です。

Photo_3

西本さんの指揮を正面から見られる「P席」も、

もちろん満席開演が待ち遠しいです。

Photo_4

いよいよ開演です。

Photo_5 

サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」「ハバネラ」のステージ。

木野雅之のソロの妙技が冴え渡ります。

Photo_6

ちなみに「死の舞踏」では、通常調弦と変則調弦のヴァイオリン2丁

を持ち替え、曲中に描かれる死神の不気味さをより効果的に表現しました。

休憩時の販売コーナー。

Photo_7

西本さんのサイン色紙プレゼント(限定30枚)

ということもあり、CDやDVDが大人気でした。

後半、ベルリオーズ:幻想交響曲のステージ。

Photo_8

病的なまでの感受性を持ったベルリオーズが、

一人の女性に対する激しい片思いの顛末を

自伝的に描いたこの作品。全体を貫く激しい感情の起伏が、

西本さんの華麗なタクトのもと、

実に丁寧に表現されていました。

お客様も大満足で、ブラボー!!!の声があちらこちらから上がりました。

Photo_9

終演後のツーショット。

素晴しいソロを聴かせてくれたのはもちろん、

「幻想」でもコンサートマスターを務め大活躍の木野雅之と、

時に美しく、時にダイナミックな音を

日本フィルから縦横無尽に引き出してくれた西本智実さん。

|

2008年7月23日 (水)

【夏休みコンサート展覧会】

夏休みコンサートがはじまりました。

酷暑のなか、コンサート会場に

少しおめかしした親子連れがたくさん来てくれています。

今年の夏休みコンサートの特徴は、

メインプログラムのムソルグスキー「展覧会の絵」にちなんで、

会場ロビーで子どもたちの絵の展覧会を行っていることです。

絵画コンテストの実施と展覧会の開催は日本フィルにとってはじめての試みです。

これは杉並区内の女子美術大学の全面的な協力を得て実現しました。

絵画コンテスト(審査委員長は銅版画家の山本容子さん)

に応募してくれたのは650人。

その中から山本容子賞、日本フィル賞各3点、

女子美賞24点など全部で100点を

女子美の小倉文子先生(芸術学部長)と山本容子さんが選びました。

Photo

Photo_2

100点すべての作品をデータ化しタイトルを入れるという作業を

情報メディア研究室の助手のみなさんが行い、

会場に飾る『移動式展示パネル』は空間インターフェイスの後藤先生が考案し、

作品のすべてをマット(絵画を引き立てる枠)に入れる作業を学生のみなさんが行ってくれました。

Photo_3

Photo_4

さらに、パネルに貼り付ける最後の作業はデザインコースの

先生方などが総出で行ってくださいました。

Photo_5

Photo_6

Photo_7

子どもたちの絵が誇らしげに飾られます。

Photo_8

この他にも入賞者への表彰状や楯も作ってくださいました。

千葉、府中、横浜の3会場に並べられたパネルと、

入賞作品の前で記念撮影をする親子。

Photo_9

Jpg

Jpg_2

女子美術大学のご協力に心からお礼を申し上げます。

|

2008年6月10日 (火)

【杉並公会堂開館2周年記念コンサート】

♪6月6日(金) 杉並公会堂開館2周年記念コンサート

2006年6月に新装オープンした杉並公会堂の

開館2周年を記念するコンサートが、

満員のお客様をお迎えし、華々しく開催されました。

<プログラム>
シベリウス:交響詩「フィンランディア」
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
シベリウス:交響曲第2番

指揮:小林研一郎
ピアノ:小山実稚恵

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲のゲネプロ風景

Photo

1F「ハーモニープラザ」では、

小林研一郎氏、小山実稚恵氏

木野雅之(日本フィル・ソロ・コンサートマスター)、

日本フィル楽団員が開館2周年をお祝いするメッセージを寄せ、

大きく掲示しました。

Photo_2

小林研一郎氏のメッセージ

Photo_3

小山実稚恵氏のメッセージ

Photo_4

木野雅之(日本フィル・ソロ・コンサートマスター)のメッセージ

Photo_5

楽団員からのメッセージ
Photo_6

Photo_7

Photo_8

また、大ホールに上る階段脇の壁と

2Fホワイエの柱には、日本フィルのリハーサル風景を

中心に、杉並公会堂での日本フィルが常設の写真として、

展示されました。

Photo_12

Photo_10

いよいよ開場です。

Photo_11


客席は超満員!

Photo_13

小山さんの華麗なピアノ独奏

Photo_14

日本フィルの十八番!!「シベリウス:交響曲第2番」のステージ。

第4楽章のフィナーレは、何度聴いても心が震えます。

Photo_15

演奏後、なかなか止まないカーテンコールに応える、

小林マエストロと日本フィル。

21

杉並公会堂様、開館2周年、

本当におめでとうございます。

日頃から公会堂のスタッフの皆さんの暖かい心配りに感謝しています。

日本フィルはこれからもフランチャイズ・オーケストラとして、

公会堂と杉並区との絆をより深め、

区民の皆さんの心のオアシスとなるよう、

充実した音楽活動を展開してまいります。

|

2008年4月16日 (水)

【日本フィルシーズンコンサート「春」】

日本フィルシーズンコンサート「春」

2008年4月11日(金)19時開演 杉並公会堂大ホール

<プログラム>
指揮/梅田敏明 ソプラノ/橋爪ゆか テノール/小原啓楼

滝 廉太郎(南 安雄編曲):花
林 古渓作詞/成田為三作曲:浜辺の歌
土井晩翠作詞/滝 廉太郎作曲:荒城の月
三木露風作詞/山田耕筰作曲:赤とんぼ
島崎藤村作詞/大中寅二作曲:椰子の実
高野辰之作詞/岡野貞一作曲:朧月夜
高野辰之作詞/岡野貞一作曲:故郷
スメタナ:交響詩「モルダウ」
J.シュトラウス二世:喜歌劇「こうもり」序曲
レハール:喜歌劇「メリー・ウィドー」より
            お馬のデュエット~唇は語らずとも
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲

前日までの台風並みの低気圧も去り、春らしい青空が爽やかな11日、

杉並公会堂大ホールで日本フィルシーズンコンサート「春」が開催されました。

今回は前半に文化庁選定の「日本の歌100選」より7曲をセレクトし、

後半はオペレッタ(喜歌劇)を中心に、杉並区在住の橋爪ゆか(ソプラノ)、

小原啓楼(テノール)の両ソリストのすばらしい歌声を交えながらの

華やかなコンサートとなりました。

リハーサル風景:橋爪ゆか(ソプラノ)、小原啓楼(テノール)両氏とともに。

Photo_2

開演前の日本フィル事務局員による「オーケストラ・ガイド」は毎回好評です。

Photo_3

開演前のバックステージ。サービス精神旺盛な楽員も・・・。

Photo_4

第1部、鮮やかなドレスの橋爪さんは杉並区民。

梅田さん(指揮)からの「杉並区の魅力は?」との質問に、

「都心へのアクセスが良いわりに善福寺公園など緑が多く、

とても気に入っています」。

Photo_5

小原さんも同じく杉並区民。同質問に「公会堂も新しくなり、

文化が身近にあって住みやすい街ですね」。

Photo_6

第2部:レハールの「メリー・ウィドー」でのデュエットでは、

演技を交えての熱唱に会場も拍手喝采。

Photo_7

ロッシーニ:「ウィリアム・テル」序曲の迫力ある演奏

Photo_8

アンコールでは再びソリストとの共演によるヴェルディ:「乾杯の歌」

で会場は最高潮!何度も続くカーテンコール。

Photo_9

終演後公会堂1Fのハーモニープラザにての懇談会には指揮者・両ソリスト

も参加され、お客様から質問も飛び出し、和やかに盛り上がりました。

Photo_10

Photo_11

懐かしい日本の歌が中心のプログラムからか、普段オーケストラの

コンサートになじみの薄い方々も多くご来場されました。

アンケートには「久しぶりにオーケストラを聴いた。

また日本フィルを聴きに来ます」等嬉しい声が多数寄せられました。

今後、毎月次々と開催される杉並公会堂での

日本フィル公演にどうぞご期待ください。

|

2008年1月18日 (金)

【フレッシュ名曲コンサート(ニューイヤーコンサート)】

日本フィル フレッシュ名曲コンサート(ニューイヤーコンサート)
2008年1月11(金)19:00~ 杉並公会堂大ホール

(プログラム)
レハール:ワルツ「金と銀」
ワルトトイフェル:ワルツ「女学生」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453
J.シュトラウスⅡ:ワルツ「ウィーンの森の物語」
ヨゼフ.シュトラウス:鍛冶屋のポルカ
J.シュトラウスⅡ:皇帝円舞曲
シュトラウス兄弟:ピチカート・ポルカ
J.シュトラウスⅡ:ポルカ「雷鳴と電光」、ワルツ「美しく青きドナウ」

指揮:小林研一郎
ピアノ:北村朋幹

2008年の幕開けを祝うニューイヤーコンサートが、

1月11日杉並公会堂大ホールにて開催されました。

小林研一郎氏指揮のもと、ウィンナ・ワルツを中心に、

また2005年東京音楽コンクールで1位という輝かしい

経歴でデビューし、実はまだ高校1年生というフレッシュな

ピアニスト:北村朋幹氏をソリストに迎え、

モーツァルトのピアノ協奏曲第17番という、

新年に相応しいプログラムをお贈りいたしました。

昨年の12月を待たずチケットは早々と完売し、

当日は演奏曲に対する小林マエストロのわかりやすいトークや、

楽員による楽しい演出もあり、満席のお客様に大変喜んでいただきました。

Photo
 

ホール入口、「チケット売切れ」の表記も。
 
Photo_2

ゲネプロ風景
 
Photo_3

ホール2Fのロビーからは、外のライトアップされた

大きな木が幻想的なイルミネーションを醸し出します。
 
Photo_4

いよいよ開場です。
 

Photo_5

2階席のある3階バルコニーでは、日本フィル事務局員による

「オーケストラ・ガイド」と銘打った、本日の演奏曲の聴き所のレクチャーが好評です。
 
Photo_6

第Ⅰ部のステージ。若々しい北村朋幹さんのピアノで聴くモーツァルトの協奏曲。
 

Photo_7

Photo_8

第Ⅱ部、「鍛冶屋のポルカ」で、鍛冶屋に扮した

打楽器奏者:福島喜裕のパフォーマンス。

金床をたたく合間に、スポーツ新聞を読み、小林マエストロにも見せます。
 

Photo_9
ポルカ「雷鳴と電光」では、楽員がカラフルな傘をさしながら、

ステージを歩き回り、中には客席に降り、

お客様と曲に合わせて踊りだす場面も。

 
Photo_10

Photo_11

終演後は1Fハーモニープラザで、恒例の「懇談会」です。

ソリストの北村朋幹さんも参加され、司会者からの質問に、

初々しさいっぱいに応えるなど、和やかな会となりました。

|

2007年8月 9日 (木)

【杉並・日本フィル夏休みコンサート】

2007年8月1日、夏休みも半ばにさしかかったたくさんの

子どもたちが杉並公会堂に集まってきました。

今日は、「日本フィル夏休みコンサート」です。

チケットは早々に完売、たくさんの人々の期待が伝わってきます。

Photo

このコンサートは、「古今の名曲を、楽しくわかりやすく、

家族そろって聴いていただきたい」という日本フィルの想いをこめて、

33年間継続されています。

内容は年ごとにさまざまに変化しますが、

その企画・制作は日本フィル楽員と事務局員による

“夏休みコンサートプロジェクト”によって行われています。

当事者である日本フィルのメンバーがみずから

企画・制作にとりくむことで、

ほかのオーケストラにはないアットホームな一体感が

会場を包み込みます。

コンサートは、3部構成になっています。

《第1部》
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」より第3幕への前奏曲~結婚行進曲

リムスキー=コルサコフ:くまんばちの飛行(テューバソロ)

ヴォーン=ウィリアムス:グリーンスリーブスの主題による幻想曲

ハチャトゥリアン:歌劇「仮面舞踏会」より ギャロップ

今年の第1部のテーマは、金管楽器の紹介です。

指揮者の下野竜也さん、お話と歌の江原陽子さんが

楽しく楽器の紹介をしてくださいます。 

Photo_6

Photo_5

Photo_3

Photo_7


実験「ホース隊」登場!

皆さま、楽員が手に手に持っているこの“モノ”、なんだかお分かりでしょうか?

実はコレ、「ゴムホース+じょうご」で、金管楽器のしくみをあらわしたものなのです。

日本フィルのメンバー8名が、みごとにドレミファソラシドの音階を演奏! 

いちばんはじっこどうしのドとドは、管の長さがちょうど倍です。

金管楽器は、管が長くなれば低い音が、

短くなれば高い音が出ることを、

目で見て実感できるコーナーです。

Photo_8

実際に金管楽器のソロを聴いていただくコーナーでは、

テューバの次田心平に白羽の矢が! 

すわって演奏するだけでも難しいテューバが、

ハチのかぶりものをしたうえ、

ステップを踏みながら「くまんばちの飛行」をすごい速さで

縦横無尽に演奏しました。

これには会場のお客様もびっくり!! 

大きな拍手が巻き起こりました。

Photo_11

《第2部》

チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」(日本フィル夏休みコンサート版)

バレエ:スターダンサーズ・バレエ団

演出・振付:鈴木 稔

休憩の後は、皆さまお待ちかねのバレエ「白鳥の湖」です。

バレエといえば、白鳥の湖! 

というくらい有名な作品ですが、

4幕・2時間30分かかる全編をご覧になった方は

少ないのではないでしょうか。

今回は、スターダンサーズ・バレエ団の

鈴木稔さんによる45分のスペシャル

“日本フィル夏休みコンサート版”での上演です。

チャイコフスキーの叙情的で美しい音楽が、

ドラマティックでロマンティックなバレエを彩り、

杉並公会堂はファンタジーの舞台となりました。

↓恐ろしい悪魔ロットバルト

2

ロットバルトの呪いにより、王女オデットと娘たちは、

夜の間しか人間の姿に戻ることができない魔法をかけられています。

オデットと恋に落ちた王子ジークフリートは、

彼女と結婚し、呪いを解こうと決意します。

2_2
    

↓有名な4羽の白鳥の踊りもすぐ目の前で見られます!

2_3
    

2_4

↓悪魔のわなに落ち、悲しむオデットとジークフリート
    

2_5

↓2人の愛の力は呪いに打ち勝ち、

2人は手と手をとりあって天国へと昇っていきました。

2_6

《第3部》

オーケストラの演奏にのってみんなでうたおう

さんぽ/朧月夜/誰にだってお誕生日/南の島のハメハメハ大王

すごい迫力のバレエにうっとりとみとれた後は、

会場の皆さまが主役の「みんなでうたおう」です。

杉並の子どもたちも、リラックスして大きな声で歌ってくれました。

↓ことしのTシャツを客席に見せてくださる陽子おねえさん。

3

3_3

“誰にだってお誕生日”を歌う前に、

「今日、お誕生日のお友だち、いますかー?」と客席へ尋ねたら

・・・いましたいました! さっそくステージへ上がっていただき、

会場中がいっしょに「♪今日は、○○くんのー、おたんじょうび♪ー」

と大合唱! 最初はとっても恥ずかしそうだった彼も、

曲が終わったときにはちょっと元気になっていました。


《アンコール》

J.シュトラウスⅠ世:ラデツキー行進曲

楽しい時間はあっという間に過ぎて、

もうコンサートもおしまいです。下野さん、江原さん、

日本フィルのメンバーみんなが客席に手を振りながら退場していきます。

3_2

さあ、この後は、公会堂1F・ハーモニープラザでこんだん会です。

Photo_12

↓子ども達からの熱心な質問がいっぱい!

Photo_13

↓一生懸命聞いてくれています。

Photo_14

↓懇談会後は、即席のサイン会です。

指揮の下野さん、丁寧に一人一人の子どもたちにサインをしています。

Photo_15

↓コンサートマスター長原さん、談笑しています。

Photo_16

↓お話とうたの江原さんも笑顔で話しかけます。

Photo_17

↓日本フィル・オリジナルTシャツがよく似合う!

杉並区文化協会の皆さんです。

いつもお世話になり、ありがとうございます!

Photo_18

↓楽員のサインセールも大盛況!!

Photo_19

(写真提供:花形静雄)

|

2007年6月 4日 (月)

【杉並公会堂開館1周年記念コンサート】

わたしたち日本フィルの本拠地(ホーム)である杉並公会堂が、

リニューアルオープン後、1周年という節目の日を迎え、

6月1日に「杉並公会堂開館1周年記念コンサート」が開催されました。

【主催:杉並公会堂(株式会社京王設備サービス)】

1年前の2006年6月1日の開館直後、

ヨーロッパ公演を終えたばかりの日本フィルは6月3日・4日

の2日間にわたり「杉並公会堂開館記念コンサート」を行いました。

3年間もの間新しい公会堂の完成を待ち望んでおられた満場の

お客さま方から、鳴り止まぬ熱い拍手をいただいたことが鮮やか

に思い出されます。

今回は、6月1日「杉並公会堂開館1周年記念コンサート」に関するレポートをいたします。

《プログラム》
指揮:沼尻竜典(日本フィル正指揮者) 

ヴァイオリン:漆原朝子 
   

湯山 昭:子どもシンフォニー(作詩:中山 知子/合唱:杉並児童合唱団)
   

ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
   

ブラームス:交響曲第2番

・5月30日(水)15:00~

ブラームス:交響曲第2番の練習。

ブラームスのエッセンスがギュッと凝縮された奥の深い作品です。

正指揮者・沼尻さんのタクトのもと、この日はオケはシンフォニー

だけをじっくりと練習しました。

19:00~湯山昭「子どもシンフォニー」のコーラスだけの練習。

杉並区在住の作曲家・湯山昭さんの作曲した管弦楽作品に、

奥様の朝倉慶子さんが児童合唱を作曲・加筆して完成された

“ご夫婦コラボ”作品です。

なんと、指揮の沼尻さんは、この作品の初演(1975年)の際、

小学5年生で児童合唱団のメンバーとして参加したそうです。

多くの人にとって、たいへん思い出深い作品なのです。

今回の合唱は、杉並児童合唱団の50名の皆さん。

沼尻さんはピアノを弾きながら、ご自分の経験にもとづいて熱心に指導し、

児童合唱団の皆さんは生き生きとした歌声でそれに応えました。

駆けつけた湯山さんご夫妻も「とてもすばらしい」と、

合唱団の仕上がりに満足のご様子。

本番に向け、期待が高まります!

・5月31日(木) 15:00~

ブラームス:交響曲第2番→ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番を練習。

楽器の音色のバランスや、ソリストの漆原朝子さんとの

コンビネーションを確認しながら練習は進められました。

Photo_55

↑19:00~湯山昭「子どもシンフォニー」の練習。

今日も湯山さんご夫妻の見守るなか、

オーケストラと最初の合わせの練習です。

夕方から外は、雷が鳴り響く大雨でしたが、

ホールの中はオーケストラの多彩な音色と子どもたちの歌声が

ファンタジーのように響きあっていました。

幅広い年齢層の子どもたちに対しここまでクオリティの高い

パフォーマンスづくりをされている先生方(志水隆先生、津嶋麻子先生)

のご指導にはほんとうに頭が下がる思いでした。

・6月1日(金) 

ゆうべとは打って変わった晴天に恵まれ、

太陽も公会堂のお誕生日を祝っているようでした。

開場は18時30分。

Photo_56

↑ロビーには日本フィルをはじめ、この1年間に行われた

公演のポスターが掲示され、華やかな雰囲気。

日本フィル楽員もお祝いメッセージを公会堂が

用意してくださった大きな紙に寄せ書きしました。

Photo_57

↑演奏の前に、山田宏杉並区長によるごあいさつ。

「“東洋一のホール”とたたえられた旧杉並公会堂から

の伝統を受け継ぎ、これからも、新たな公会堂が杉並

のシンボルとして、日本フィルとともに区民の皆さまに

親しまれ愛される文化発信拠点として活動を展開していきたい

と思います」とのお話しに、会場からは大きな拍手が送られました。

ステージのフロントには、杉並公会堂が用意してくださった

たくさんの鉢植えのお花が並び、いつもと違う華やかな気分を盛り上げています。

さあ、いよいよコンサートの開演です。

◆ 湯山昭:子どもシンフォニー

Photo_58

↑おそろいの制服もりりしい杉並児童合唱団の皆さん。

きちんとあいさつをされる礼儀正しさが印象的です。

また、年齢の大きい団員の方がまとめ役になり、

集合→ゲネプロ→移動・着替え・食事→スタンバイ

→本番→解散 と、常に統制のとれたまとまりがあり、

さすが様々な本番をこなしてきた「児童合唱団の老舗」

の貫禄さえ感じさせる見事なものでした。

曲は、30年以上前に作曲・初演されたことを感じさせない

爽やかなみずみずしいたたずまい。

25分にも及ぶ大曲でしたが、杉並児童合唱団の皆さんは

集中力を途切れさせることなく、ダイナミックなオーケストラの

サウンドともに明るく元気良く歌い上げました。

コーラス練習・オケ合わせ・本番と3日間にわたり見守って

くださった湯山昭さん、また、この日のためにお出かけくださった

作詩の中山知子さんをステージ上にお招きし、

公会堂1周年にふさわしい名曲の再演をともに祝いました。

◆ ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番

杉並区にお住まいの漆原朝子さんをお迎えして、

古今のヴァイオリンの名曲のなかでも人気の高い

ブルッフのコンチェルトが演奏されました。

Photo_59

ステージに登場した漆原さんはすらりとした真っ赤なドレス。

ご本人は柔和な笑顔がすてきなとても女性らしい雰囲気の方ですが、

演奏は、骨太でスケールの大きな堂々としたものでした。

会場のお客さまは、美しい音色で奏でられるヴァイオリンの

変幻自在な表情と、オーケストラが織り成す音のドラマに

熱心に聴き入っていました。

◆ ブラームス:交響曲第2番

Photo_60

牧歌的ななかにもほの暗いロマンティシズムが漂い

“ブラームスの「田園交響曲」”と称されるこの曲は、

オーケストラにとって演奏が至難なことでも知られています。

ドイツ風の迫力あるトゥッティと、柔らかい弱音のニュアンスは、

公会堂の響きの良さを実感していただくのにまさに

ふさわしかったのではないでしょうか。

シンフォニーが終わり、あたたかな拍手が続くなか、

沼尻さんが今回のプログラムにこめられたメッセージ

を客席へと語りかけます。

Photo_61

「杉並区在住の湯山昭さんが作曲した作品を杉並児童合唱団が歌い、

同じく杉並区在住の漆原さんがヴァイオリン独奏をされました。

また、公会堂1周年を記念して『ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番』、

公会堂2周年へ向けて『ブラームス:交響曲第2番』を演奏いたしました。

さらに未来を見つめて、

アンコールとして『ブラームス:ハンガリー舞曲第3番』を演奏いたします。」

軽妙でリズミカルなアンコールの響きは、

シンフォニーで張り詰めていた客席の雰囲気を和ませ、

終演時には鳴り止まぬ拍手がホールを包み込みました。

何度も続くカーテンコールは、お客さまの深い満足感を表しているようでした。

多くの方によって築かれたこのコンサート。

主催された杉並公会堂、

後援としてさまざまなお力添えをいただいた杉並区、

出演者や関係者、さまざまなスタッフの方々、

ご来場いただいた多くのお客様、そして日本フィル。

多くの人たちの想いがこめられ、

これから長い歩みを続けていく杉並公会堂の歴史に、

特別な1ページとして刻み込まれたと思います。

Jリーグのチームが本拠地(ホーム)で、

地元の多くのサポーターに支持されながら、

試合を行って勝利を重ね、

チームとしての底力をつけていくように、

日本フィルも杉並の地域の方々とともに、

着実に活動を広めてオーケストラとして発展・飛躍していきたいと、

あらためて身の引き締まる思いのする一夜でした。

|

2007年4月16日 (月)

【日本フィルシーズンコンサート「春」】

本日は、先日4月13日(金)に開催されました「日本フィル杉並公会堂シリーズ」の幕開け、《日本フィルシーズンコンサート「春」》をレポートします。

2007413

↑「夕暮れ時の杉並公会堂」その1

2007413_10

↑「夕暮れ時の杉並公会堂」その2

杉並公会堂は、JR中央線、東京メトロ丸の内線「荻窪駅」北口から徒歩7分の青梅街道沿いにあります。駅から公会堂までは賑やかな商店街となっていて、演奏会前のショッピング、演奏会後の仲間との夕食などには事欠きません。

2007413f

↑「開演前の公会堂」その1

杉並公会堂の大ホール受付がある2階ロビーには、たくさんのお客様が、並んでいらっしゃいます。

2007413_f

↑「開演前の公会堂」その2

また、1階のコミュニティ・プラザには、サンドゥイッチやスパゲッティー等の軽食がいただける喫茶店(写真向かって左)や、

2007413_3

↑「開演前の公会堂」その3

音楽に関係するグッズを販売する「売店(日本フィルの商品もあります)」、ソファーもあり、開演前のくつろぎのスペースとなっています。

2007413_4

↑「オーケストラ・ガイド」

いよいよ開場です。3階のホワイエでは開演までの間、日本フィルのスタッフが演奏曲の聴きどころ、楽しみ方をわかりやすく解説し、毎回好評いただいています。今回は、大変おしゃれだった“ラヴェル”と、大のお酒好きだった“ムソルグスキー”など作曲家の親しみやすい一面の解説などに、お客様も思わず笑みがこぼれました。

2007413_5

↑「日本フィル・グッズコーナー」

2階ロビー(客席は1階)では、本日の演奏曲が収録されたCDをはじめ、日本フィルのオリジナルグッズを販売しています。

2007413_6

↑「前半のステージ」

梯 剛之さんのすばらしいピアノが、“音の魔術師”と言われるラヴェルの、スペイン風あり、東洋風あり、ジャズ風ありの独創的なパッセージをファンタジックに表現します。

2007413_7

↑「杉並区文化協会のカウンター」

当日の予約チケットの引換えや、前売りチケットの販売は、杉並区文化協会のスタッフが行っています。

2007413_8

↑後半はムソルグスキー作曲、組曲《展覧会の絵》。もともとピアノ曲だったこの曲はラヴェルの編曲により、あたかもオーケストラをパレットに、個性的な絵画が連なるようなカラフルな「展覧会」となりました。尾高忠明さんのダイナミックかつ的確なタクトにより導かれる日本フィル楽員による数々の楽器のソロをはじめ、オーケストラ音楽の醍醐味を、お客様には十二分に楽しんでいただきました。

2007413_9

↑「コンサート後の交流会」

司会は文化協会の中村敦子さん、ハープの松井久子、天沼在住ヴィオラの後藤悠仁、クラリネットの蒲谷隆行が参加者の質問にこたえます。

はじめて新しい公会堂で演奏を聞かれた方から「新しいホールでの感想」を聞かれ、「音響のすばらしいホールでリハーサルを2日間行い、同じホールで本番を迎えられることの幸せ」を演奏する側から説明、本拠地をもったオーケストラの無上の喜びをしみじみと語りました。

みなさん、お楽しみいただけましたか?

杉並区民の皆様をはじめ、たくさんの方々に楽しんでもらえるブログを目指していきたいと思っていますので、今後ともご期待ください!!

|